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南蔵院に立つ高さ11メートルのこの像は、勇ましい姿で人々を厄災から守る仏様です。親しみを込めて「お不動さん」と呼ばれ、怒りの表情と背中の炎は、人間の愚かさや欲望を焼き尽くすことを表しています。その一方で、心は限りなく慈悲深い仏様です。
不動明王は、日本仏教において最も広く親しまれている守護尊の一つで、人々を厄災や災難から守る仏様として全国で信仰されています。南蔵院には高さ11メートルの不動明王像があり、現在は釈迦涅槃像が有名になっていますが、涅槃像が建立される以前は、こちらの不動明王像が南蔵院の中心的な存在でした。
怒った表情と燃え盛る炎に包まれた姿は恐ろしく見えますが、不動明王の心は非常に優しく、親しみを込めて**「お不動さん」**と呼ばれています。背中の炎は煩悩や愚かな考えを焼き尽くすことを表し、右手の剣は貪り・怒り・愚かな考えを断ち切るため、左手の縄は悪を縛り上げ、人々を守るためのものとされています。心を込めて祈れば、どんな願い事もかなうと信じられています。
祀られる神仏
不動明王は、密教の中心仏である大日如来の化身(権化)とされています。すなわち、不動明王は真言密教における最高仏・大日如来の、激しく力強い守護の姿を表しています。
不動明王は、さまざまな厄災から人々を救う仏様とされ、その姿には次のような象徴的な意味が込められています:
背中の炎:煩悩を焼き尽くす
右手の剣:「むさぼり・怒り・愚かな考え」を断ち切り、正す
左手の縄:悪しきものを縛り、取り除く
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